執筆者: 那須建築: 那須 保
カテゴリ:
施工事例 |
抗ウイルス加工製品
和室の畳を抗ウイルスの床にリフォームした時の写真
最近は住宅建材、設備等にこの抗ウイルス加工という言葉を目にするようになりました。
那須建築も、お客様のご希望がある場合は、積極的に採用させていただいております。
特にお客様のご希望が多い箇所は、床材、ドア、取手など手によく触れる場所 トイレ関係です。
お選びいただく際の、抗ウイルス加工製品の目安ですが、赤いSIAAマークの付いた商品からお決めいただくと安心かと思われます。
このSIAAマークですが、抗菌製品技術協議会が制定したマークでして、抗ウイルスのほか、抗菌マーク、防カビマークもあります。
どれに対しても万能ではないので、用途や場所によって使い分けることがいいのかもしれません。
ここでご注意して頂きたいのが、SIAA抗ウイルス加工製品は、ウイルスを完全になくすのではなく、ウイルスの数を減少させるということです、このことにより、製品上を清潔に保つことができます。
この基準を満たした製品にSIAAマークが表示されます。
①抗ウイルス性
②安全性
③適切な表示
インフルエンザウイルス、ネコカリシウイルス(ノロウイルスの代替)を用いて、ISO21702 の試験を実施することにより、SIAA の抗ウイルス性能基準に適合していることが確認されています。
性能基準は、加工されていない製品の表面と比較し、ウイルスの数が 100 分の 1 以下(抗ウイルス活性値が2以上であるとき)である場合、その製品に抗ウイルス効果があると
しています。
この、抗ウイルス加工が、人間の体、環境にどのような影響を及ばすか今のところはわかりませんが、今、現在の技術等ではいいのかもしれません。
お客様の中には、そういう良いものがあるなら、すべて抗ウイルス加工製品を採用してくださいという方もいれば、抗ウイルス加工の建材などより、従来の自然素材そのままがいいと言う方も、いらっしゃいます。
私共では、出来る限り、ご要望にお応えできるようにいたしますので、ご不明な点は、お問い合わせください。
また、普段お付き合いのある建築屋さんにも、積極的にご相談されるといいと思います。